|
![]() |
ホンジュラス内政・外交月報 〈2010年2月〉Ⅰ.内政 (1)真相究明委員会の準備状況 (2)報道の自由の尊重 (3)クエジャル監察総監の国軍参謀長就任 Ⅱ.外交 (1)治安面における諸外国との連携 (ア)3日、カナワティ外相は昨年6月以降本国に召還されていたルペレス駐「ホ」国スペイン大使、ドミナティ同フランス大使及びガロス同グアテマラ大使が「ホ」国に再度派遣された旨発表した。右を以て「ホ」国とこれら3カ国との外交関係が再開された。 (イ)米国 8日、大統領府はコミュニケを発表し、ロボ大統領がクリントン米国務長官と電話会談を行い、右会談においてクリントン国務長官が対ホンジュラス援助プログラム再開の用意がある旨述べたと公表した。 (ウ)スペイン 9日、ライグレシア西外務・協力省イベロアメリカ担当長官は、中米・EU連携協定交渉を推進するため、ホ国を訪問した。同日、ライグレシア長官は大統領府においてロボ大統領と会談し、今後の二国間関係及びEU・中米諸国間の関係について話し合った。ライグレシア長官は、テグシガルパ・サンホセ合意への署名及びセラヤ前大統領のドミニカ(共)渡航等を評価した上で、ホ国が新たな民主主義のスタートを切ったとし、二国間関係の強化及び中米・EU連携協定達成を前向きに捉えている旨明らかにした。また、ライグレシア長官は、5月19日開催予定のEU中米首脳協議(於マドリード)へロボ大統領及びカナワティ外相を公式に招待した。 (エ)世銀 12日、ダボーブ世銀専務理事はロボ大統領と会談し、ホ国政府に対し3億9千万ドルの融資を行う旨述べた(フリゲンティ世銀中米担当同席)。このうち2億7千万ドルは、新政府の優先事項である健康衛生、教育、治安面でのプロジェクトに使用され、1億2千万ドルは貧困層に対する社会支援に使用される予定。 (オ)15日、ロボ大統領は、「ホ」国に駐在するEU諸国の代表(ルペレス・スペイン大使、ゴールドステインEU代大使(中米担当)、ドミナティ・フランス大使、クリーク独大参事官、カルドゥラーニ伊大参事官、スウェーデン国際開発協力庁(ASDI)代表及びスペイン国際協力庁(AECID)代表)と会合を行い(於スペイン大使公邸)、EU諸国との外交及び経済関係再開を確認した(カナワティ外相ら同席)。EU諸国の代表によれば、テグシガルパ・サンホセ合意履行及び国内和解政府樹立に向けたロボ政権の動きに鑑み、「ホ」国・EU関係を正常化することとしたもの。 (カ)カナダ 18日、「ホ」国を訪問したケント・カナダ外相はロボ大統領と会談し、カナダと「ホ」国との関係正常化を伝えるとともに、今後ロボ政権を援助し、ホンジュラスが国際社会に復帰することを後押しする旨述べた。 (キ)ブラジル セラヤ前大統領を在「ホ」国ブラジル大使館が保護し、同大使館がOASの内政不干渉原則を侵したことを理由に、ミチェレティ前「暫定」大統領はブラジルに対し国際司法裁判所(ICJ)を通じて申し立てを行っていたが、18日、ロボ大統領はICJへの申し立てを取り下げた旨発表した。 在ホンジュラス日本国大使館, Col. San Carlos, Calzada Rep. Paraguay, Tegucigalpa, M.D.C., Honduras, C.A. |