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領事・安全情報

在留邦人の皆様

平成24年9月10日


在ホンジュラス日本国大使館領事部

コマヤグエラのセントロ地区における邦人旅行者に対する強盗事件 及び
大使館至近のレストランにおける殺人事件の発生に伴う注意喚起
  1. ホンジュラスの治安は全国的に悪化の一途をたどっており、また、首都テグシガルパの治安状況も深刻な状況にありますが、今般、セントロ地区において、邦人旅行者に対する強盗致傷事件が、及び大使館至近のレストランにおいて、警備員の殺人事件が発生しました。

 

  1. 事件概要
  2. 9月3日午後2時頃、観光目的で旅行中の20代前半の邦人観光客1名が、セントロ地区のラス・アメリカ市場内において、2人組に背後から襲撃され、拳銃で頭部を殴られた後、カメラ、パソコン等の入ったショルダーバッグを強盗されました。命にかかわる怪我はなかったものの、当人は、ホンジュラス・メディカル・センターで裂傷部の縫合措置を受け、5日、日本に向け出国致しました。同人はいわゆる「バックバッカー」の旅行者で、当地テグシガルパからグアテマラ及びメキシコまで陸路移動し、その後米国経由で日本に帰国する計画を立てておりましたが、中米地域の治安情勢には比較的疎い様子で(治安状況についても、特段事前に調べるということはしないで来た由)、当地、特にセントロ地区が犯罪発生の多い地区であるとの認識も不足している趣でした。
  3. 9月7日午前12時30分頃、当館から通りを挟んで1ブロック左斜め(約25m)に位置するレストラン「クラロ・デ・ルナ(Claro de Luna)」の警備員1名が、車で乗り付けた強盗の一味に発砲され、搬送先の教育病院で死亡しました。犯人は、警備員の所持していた銃器を奪取することを目的に犯行に及んだとされています。
  4. このうち、邦人旅行者が巻き込まれた事件については、当館と致しましても、邦人旅行者に対する更なる安全情報の提供、また、その徹底に努めて参りますが、在留邦人の皆様におかれても、仮に当地の治安状況に疎いと思われる日本人旅行者を街で見かけられる機会等がございましたら、適宜、アドバイス・注意喚起頂ければ幸甚です。

 後者の事件については、邦人被害ではありませんが、大使館至近の場所での強盗殺人事件であること、邦人も利用する可能性のあるレストランでの事件ということもあり、念のため御連絡する次第です。在留邦人の皆様におかれては、首都テグシガルパの厳しい治安状況に鑑み、引き続き日常生活において特段の注意を払われるようお願いします。 (了)

 

在留邦人の皆様

平成24年9月26日


在ホンジュラス日本国大使館領事部

国軍による警察活動実施措置の再延長(3回目)について

1.これまでも皆様にお知らせしているとおり、ホンジュラスでは、国軍による警察活動に伴い、昨年12月5日より国家非常事態宣言が発令中ですが、大統領府のプレスリリースによれば、9月25日の閣議において、国家警察と国軍が協力して治安対策にあたる「レランパゴ作戦」の継続実施が決定されたことに伴い、国家非常事態宣言も180日間再延長されることが決定されました。これは、本年6月の延長決定に続く3回目の延長措置となります。また、9月25日より、国軍兵士が国内各所において治安対策(主に路上検問)にあたる「ジャガー作戦(Operacion Jaguar)も実施されることとなりました。

2.尚、これまでと同様、本非常事態宣言は、夜間外出禁止等、国民の権利に何らかの制限を加える内容を含んでいるものではありません。大統領府のプレスリリースでは、「レランパゴ作戦により、殺人事件は6%減少した。」とされていますが、依然として殺人事件は高水準で発生しており、また、最近では邦人の強盗被害も散発していますので、引き続き今後の治安情勢には注意が必要です。

3.在留邦人の皆様におかれましては、今後も治安情勢の推移に十分注意するとともに、最新の治安情報の入手に努めるとともに、危険と思われる場所に近づかない、万が一強盗や誘拐に遭遇した際は絶対に抵抗する素振りをしない等の安全対策を講じてください。(了)

 

在留邦人の皆様

平成24年10月19日


在ホンジュラス日本国大使館領事部

選挙期間中における注意喚起について

1.ホンジュラスでは、本年11月に実施される予備選挙に向けて、各関係者の選挙活動が活発していますが、18日夜、テグシガルパ市内2カ所(現場はフランシスコ・モラサン通り、プロセレス通りの何れも日本大使館から直線距離約500mの地点)において、政治絡みとみられる銃の乱射事件が発生しました。この事件により歩行者2名が流れ弾に当たり負傷しています。

※1件目 モラサン通りと検察局(MP)及びアメリカンスクール方面へ通じる通りが交差するインターチェンジ付近
※2件目 プロセレス通り沿いの新聞社「エル・エラルド」社前

2.現在まで、本事件の背景は治安当局により捜査中のため判明はしていませんが、来月に実施される予備選挙へ立候補している者の事務所近くや新聞社の前で発生していることから、政治絡みの犯行である可能性も排除できません。

3.ホンジュラスでは来月の予備選挙に向けて国内は各候補者の活動も活発化しており、また来年は本選挙が予定されているところ、今後も今回と同様の事件が発生することも考えられます。つきましては、ホンジュラス国内では大量の銃器が出回っているという現状も鑑み、銃声を聞いた場合は建物の陰に身を隠す等の対応を心掛けて下さい。(了)

 

 


在ホンジュラス日本国大使館, Col. San Carlos, Calzada Rep. Paraguay, Tegucigalpa, M.D.C., Honduras, C.A.
(Apartado Postal 3232)

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