第5回:オモア -Omoa-
令和5年5月24日
今回は当館館員からの投稿です。第5回は、コルテス県のオモアについてご紹介したいと思います。
商都サンペドロスーラから車で北西に約1時間半、隣国グアテマラと国境を接した場所にオモアはあります。人口約5万人の小さな町ですが、カリブ海に面した常夏のオモアには、連日のように涼を求める人たちが海水浴で訪れています。
隣国グアテマラへと続く、非常に走りやすい道路です。オモアに近付くにつれて、浮き輪やビーチボール等を販売する露店が増え始めます。
「オモア」の記念写真スポットです。最近、この手の看板をホンジュラスでも頻繁に目にします。
ホンジュラス人にとって、オモアはリゾート気分を満喫できる避暑地として有名ですが、もうひとつ是非とも皆様にご紹介しておきたい場所があります。それは、スペインの植民地時代に作られた「サンフェルナンド要塞(オモア要塞)」です。
第1回ホンジュラス紀行(トゥルヒージョ)においても少し取り上げられていますが、トゥルヒージョのサンタバルバラ要塞と同じく、18世紀後半に英仏の海賊等から町を守るために築き上げられたサンフェルナンド要塞は、当時の中央アメリカで最も重要な役割を果たしていたとのことです。
サンフェルナンド要塞に到着すると、まずは入場料を支払い、併設された展示館内を見学することになります。そこには、スペイン人がホンジュラスに到着した時代の航路図や衣服などが置かれており、「二つの世界」がぶつかった当時の様相を目の当たりにすることができます。
サンフェルナンド要塞に併設された展示館
展示館を見学した後は、要塞の中へと入ります。皆様、おそらく要塞の規模に圧倒されることでしょう。うだるような暑さのため、少し歩くだけでも汗をかいて大変ですが、木陰に入ると案外涼しいです。澄み切った青空の下、悠久の時の流れに思いを馳せてみるのも良いかもしれません。
当時使われていた大砲が、現在も要塞の上部に置かれています
(T.S.)
○領事情報
○海外・安全情報
![]() |
商都サンペドロスーラから車で北西に約1時間半、隣国グアテマラと国境を接した場所にオモアはあります。人口約5万人の小さな町ですが、カリブ海に面した常夏のオモアには、連日のように涼を求める人たちが海水浴で訪れています。
![]() |
![]() |
ホンジュラス人にとって、オモアはリゾート気分を満喫できる避暑地として有名ですが、もうひとつ是非とも皆様にご紹介しておきたい場所があります。それは、スペインの植民地時代に作られた「サンフェルナンド要塞(オモア要塞)」です。
第1回ホンジュラス紀行(トゥルヒージョ)においても少し取り上げられていますが、トゥルヒージョのサンタバルバラ要塞と同じく、18世紀後半に英仏の海賊等から町を守るために築き上げられたサンフェルナンド要塞は、当時の中央アメリカで最も重要な役割を果たしていたとのことです。
サンフェルナンド要塞に到着すると、まずは入場料を支払い、併設された展示館内を見学することになります。そこには、スペイン人がホンジュラスに到着した時代の航路図や衣服などが置かれており、「二つの世界」がぶつかった当時の様相を目の当たりにすることができます。
![]() |
![]() |
展示館を見学した後は、要塞の中へと入ります。皆様、おそらく要塞の規模に圧倒されることでしょう。うだるような暑さのため、少し歩くだけでも汗をかいて大変ですが、木陰に入ると案外涼しいです。澄み切った青空の下、悠久の時の流れに思いを馳せてみるのも良いかもしれません。
![]() |
![]() |
(T.S.)
○領事情報
○海外・安全情報