2023年「日本文化月間」の開催

令和5年11月24日
10月19日~11月18日にかけて、テグシガルパ市及びサンペドロスーラ市において「日本文化月間」を開催しました。同月間には、日本語や俳句のワークショップ、日本の現代・伝統文化に触れる「日本文化フェスティバル」のほか、日本文化に係る講演及び映画上映などの様々なイベントを実施しました。これらのイベントは、国際交流基金(JF)、国際協力機構(JICA)の協力の他、ホンジュラス帰国留学生の会(AHBEJA)や日本語学習者等をはじめ、日本文化に係る活動に日頃より取り組み、その普及に努める個人・団体の協力を得て開催されました。
 
イベントの会場については、テグシガルパ市では、フランシスコ・モラサン国立教育大学(UPNFM)、インターコンチネンタル・ホテル、サンペドロスーラ市では、児童文化センター(CCI)に支援をいただきました。
 
「日本文化月間」の閉会式において、各種イベントの会場となったUPNFMのバルトロメ・チンチージャ副学長は、イベントを通じて日本文化の魅力にと大変感銘を受けたとともに、ホンジュラスにおける学術・文化の振興に向けて、今後とも日本大使館と協力を続けていきたいと述べました。中原淳大使は、「日本文化月間」に実施された様々なイベントに積極的に関与し、本月間を盛り上げてくださった方々への感謝の意を述べるとともに、今後も日本をより身近に感じていただくべく日本文化普及に努めたいという抱負を述べました。
 

 

 
1019日:開会式(左)、日本語ワークショップ(右)(於:UPNFM)】
開会式では、図書寄贈、2件の草の根・人間の安全保障無償資金の署名をはじめ、UPNFMの日本語学習者による紙芝居「かぐや姫」を披露し、政府要人として出席・代表挨拶をしたヘラルド・トーレス外務筆頭次官は自身の日本文化への愛好を述べる中で、俳句の魅力等について語りました。式典後、国際交流基金メキシコ文化センターの日本語講師である佐藤志穂氏による日本語ワークショップ(オンライン同時配信)を実施しました。
 

 

 
1021日:俳句ワークショップ(於:UPNFM)】
国際交流基金メキシコ文化センターとホンジュラス帰国留学生の会(AHBEJA)の講師を迎え開催された「俳句ワークショップ」の約25名の参加者は、四季や自然に関する言葉を学びながら、自分の気持ちを表現したり、様々な表現の意味を解釈することを楽しみました。

 

 

 
115日:日本文化フェスティバル(於:テグシガルパ市インターコンチネンタル・ホテル)】
AHBEJA、JICA及び当地で日本文化に関する活動を行っている個人・団体と協賛し、前田公邸料理人による和食(手毬寿司)レクデモ、武道の実演、折り紙、日本の踊り、コスプレショーの他、ブースにて日本関連グッズや日本の開発協力の展示を行いました。政府要人を含む約2000人が訪れました。
 


 


 
1111日~12日(於:サンペドロスーラ市CCI)(左)、1118日(於:テグシガルパ市UPNFM):日本文化公演及び「日本文化月間」閉会式(右)】
吉田書記官により、「日本人のイマジネーション」と題する日本文化講演を実施。日本映画(『ルームロンダリング(片桐健滋監督)』、『クロユリ団地(中田秀夫監督)』、『DESTINY -鎌倉ものがたり(山崎貴監督)』)を上映しつつ、日本人の想像力や価値観について解説しました。18日には、中原大使及びバルトロメ・チンチージャUPNFM副学長が閉会の辞を述べました。