平成29年度プレスツアー

平成29年9月26日
9月11日から12日,現地メディア向けプレスツアーを実施し,新聞・テレビ・ラジオ・電子新聞12社15名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに,ホンジュラスの政府関係者,知識層およびホンジュラス国民への情報発信を強化するためのものです。
 
プレス一行は、首都テグシガルパ市及びホンジュラス西部に位置するラ・パス県マルカラ市を訪れ、無償資金協力案件「テグシガルパ市内給水施設小水力発電導入計画」、マルカラ市母子保健センター及び妊婦の家,並びに,ラオス共同組合において青年海外協力隊の活動、同市サバネタス地区にて草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「マルカラ市サバネタス地区保健所建設計画」引渡式の視察を行いました。
 
インフラ建設から青年海外協力隊を通じた草の根支援まで,日本の協力は広くホンジュラスに浸透しています!

1日目の様子
 
発電所管理責任者インタビュー


1日目は、無償資金協力「テグシガルパ市内給水施設小水力発電導入計画」の視察。首都に位置するピカチョ浄水場に整備された小水力発電所を訪問し、同浄水場の水力を活かして発電の様子を体験しました。本件を管理する上下水道公社(SANAA)の責任者が、再生可能エネルギーの重要性を説明しました。





 
妊婦体操講義の様子



発電所を視察後、当国西部に位置するラ・パス県マルカラ市に移動し、同市母子保健クリニックで活動中の青年海外協力隊の妊婦を対象とした妊婦体操講義を視察しました。講義視察後、プレス関係者は協力隊員、母子保健クリニック関係者や妊婦に対してインタビューを行い、日本の保健への支援ついて理解を深めました。
 





2日目の様子
 
コーヒー品質検査の説明


2日目は、ラオス協同組合でコーヒーを活用した商品の研究を行なう青年海外協力隊の活動を視察しました。ホンジュラスは、中米1位、中南米3位、世界5位のコーヒー生産国であり、その中でもマルカラ市のコーヒーは、その質の高さが評価されています。そのコーヒーを活かしてアイスコーヒー、コーヒージャム、コーヒーゼリーなどの開発を研究する隊員の活動にプレスは高い関心を示しました。





 
松井大使インタビュー



ラオス協同組合視察後、同市サバネタス地区に移動し平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「マルカラ市サバネタス地区保健所建設計画」の引渡式に参加しました。式典後には、同式典に出席した松井大使が日本の開発協力に関して幅広く説明しました。
 
 



プレスツアー後、各紙・テレビでは次々と日本の開発協力の取り組みが報道されました。多くのホンジュラス国民が目にする新聞各紙で開発協力事業が取り上げられることで、日本の開発協力事業への理解もより一層深まったものと思います。

関連リンク(外部サイト)
プレスツアー後にリリースされたHondudiario紙のウェブ記事(スペイン語)
Autoridades de Japón y Comunicadores Visitan Proyecto Micro-Hidroeléctrico
(邦訳:「日本とメディア関係者小水力発電案件を訪問」2017年9月13日掲載)
プレスツアー後にリリースされたProceso Digital紙のウェブ記事(スペイン語)
Japón reafirma su larga data de cooperación en Honduras
(邦訳:「日本がホンジュラスへの長年の支援を強調」2017年9月14日掲載)
プレスツアー後にリリースされたEl Heraldo紙の新聞記事(スペイン語)
Gobierno de Japón dona Centro de Salud en Marcala
(邦訳:「日本政府がマルカラ市にて保健所を供与」2017年9月14日掲載